清水宏 1vs1100

会場がよみうりホールで、ゲストが三遊亭円丈師ときたもんだ。キャパ1100ってことなのかな?実際には当日は700くらいだったらしいけど。
燃えるアラフォー芸人(by木村万里さん)清水宏のワンマンステージ。「ひ」さんから譲り受けたチケットだったのだが、これが前から二列目で、ステージと自分の間に何もさえぎるものがなくてビビる。清水光線をまともに食らってしまいそうな。
開演前のアナウンスも清水さんでいきなりウケる。で、時間になったら案の定、客席後方から登場。知ってる方には御馴染みのイラン人落語家、三遊亭ハサンの扮装。まっ黄色の着物にヒゲ、高座に上がって汗をぬぐうのは手ぬぐいではなく、ぞんざいにねじった大きなタオル。野蛮だなあー、うれしくなっちゃう。そんな姿で演じられるは「子別れ」。以前「渦」で聞いた事あったが、あのときはもうちょっと血なまぐさい表現が多用されていた。それはそれで面白かったが、今回は円丈師のファンに配慮してか、ややおとなしめのハサンであった。その後ゲストの円丈師の新作落語をはさんで、清水宏の冒険ルポ。円丈師の落語はマッターホルンの頂上で待つお客のためにタヌキうどんを出前する蕎麦屋の話。私はあんまり新作落語派ではないので、フツーに楽しんだ感じ。そんなにクレイジーには感じなかったな・・・。
清水宏の冒険ルポは、彼が毎回何か初めてのものに挑戦して、その体験をドラマチックに語るというもの。今回はフィギュアスケート。まったくスケートなんてやったことのない43歳の清水さんが日本フィギュアスケート協会にいきなり電話をして、フィギュアの大会に出たいといって協会の人を慌てさせ、すったもんだの挙句そんならバッジテストを受けてくださいと言われ、そのテストを受けて落ちるまでの体験をこれでもか、これでもかこれでもかの汗だくトーク。バッジテストっていうのはスケートを習っている子供が受けるような基礎テストなんですね。テスト前に励ました子供に、テスト中に思わぬ形で恩返しされる下りが爆笑。ケイティー・・・。そしてその語りが終わった後、実際にその様子を撮った映像が流される。これは個人的には無くてもいいような気がしたけど、まあ「ああ、本当にやったんだ。」って思えたり、トークの勢いの割りに実際の映像のショボさに笑えたりもするから、それはそれでいいか、と思った。
いやしかし、まあー、とにかく、スポーティな熱血ステージだったなあ。

前にも書いたかもしれないけど、某プロデューサー氏によるとこの方のイメージ音楽はアダム・アントだそうです。同意。
それを聞いてから「Stand and Deliver」のPVなんか、清水さんにしか見えない。
窓から飛び込んできて、食卓を歩き回るなんて、まさに!