ビデオジャーナル49

ポップスの本歌取りってどこまでOKなんだろ?
場合によってはパクリと言われたり、JASRACから糾弾されたりする。
私も基本的には、あからさまなやり方はあんまり支持しない。昨今のブラックミュージックのように、やたらと「サンプリング」の名のもとに音をそのまんま取り込んで使うやり方には反対だ。
しかしやり方によっては、好事家をニヤリとさせる「かくし味」となり、サンプリング否定派の私も「うーむjとうならせられることとなる。また、オマージュっていう言い方もある。どこが境目なんだろう?明らかに何か、はっきりした差があるような気がして、そこを基準に私は「これはOK」「これはダメ」って判断しているような気がするが、それが自分でもよくわからない。

大滝詠一「さらばシベリア鉄道」・・・元ネタと思われる曲にあからさまにそっくりなのだが・・・これは「ニヤリ」とさせられる方だよね。

元ネタと思われるJohn Leyton「Johney Remember Me」

もう一個、元ネタと思われるTornados「Ridin' The Wind」

ものすごいそっくりなのに、不思議と「パクリじゃん!」って突っ込む気にならないのはなんでだろー?元ネタがマニアックだからかな?
サンプリングではなく自分なりに音を再構築しているのが感じられるから、かも。

うーん、我ながら自分の中にある「パクリ」と「オマージュ」の境目がわからん。