ビデオジャーナル48

高校時代から大学時代にかけて、8ミリフィルムを作っていた。
作ってから私が一番楽しかったのは、音楽をつけるとき。同じ映像でも、どんな曲をつけるかによって、印象がまったく変わってしまう。
まあ、映画と称されるものを作ったときはイメージもあるのであんまり自由な曲をつけるわけにはいかなかったのだけど、「メタモルフォーゼ」と呼ばれるアニメーション(単純に形が変わっていくだけのアニメーション。高校時代、アニメーション同好会の新入生が必ず作らなくてはならないモノであった。)なんかはイメージを限定されないので、どんな曲をつけてもOKだった。曲によって印象がぜんぜん違ってしまう「音楽」というものの力に、思えばあの頃私はは初めて出会ったのかもしれない。

そんなことを思い出したのは、以下の動画に出会ったからです。
ネット動画の世界では、「世界一ダサい」と称される以下のPVに、いろんな音楽をつけて遊んでいる。いろいろ見ていたら、学生時代に現像したばかりのフィルムを上映しながらラジカセかけて、いろんな音楽をアテてみていたあの頃を彷彿としてしまい、なつかしいやらおかしいやら。
まずは元ネタのPV。んー、確かにだっさーい。

いくつか見た中でけっこうハマってたと思った「Pafume」のポリリズム

これが一番ウケた「多喜雄のソーラン節」

以前、自主制作アニメーションの本を読んでいたときにBGMに使う音楽について「4拍子ならばたいていの動きに合うんですよ」って書いてあったことを思いだしたなあ。
そうそう、たいてい今のポップスやロックは8拍子。それにあわせて作ったダンスなら、同じリズムなら合うはずだし、4拍子、2拍子でもOKなはず。おそるべし、2の倍数の魔力よ。