山田晃士&流浪の朝謡「神のいぬ間に」

えーと、後でまとめますがわすれそうなので箇条書きの覚え書き
・最近、山田晃士ファン仲間が増えてうれしいワタシである。今日は会場に着くとお仲間の一人、「ま」さんが先に来ていた。開場前に並んでいたら、若い男の子がやってきて、列に並んでいる人を見てちょっと離れたところに行き、携帯電話をかけはじめたのを聞いていたら「すげー、ミドルがいっぱいだよ。」と言っていたそうだ。客の年齢層のことを言っていたのであろう。ああ、ミドルですよ、ミドルですともさ。でも、バンドのメンバーだって、山田さんだってミドルだぜ!というわけで、わりかしアダルトな客層の下北沢440であった。
・今回の山田晃士さんの自己紹介MC「靴で畳を歩いたことがある山田晃士です。・・・あ、布団の上もあるよ。」「彼は偉いね。相撲協会に戦いを挑んで勝ったからね。私は戦いを挑んだタクシー協会にさえ勝てなかったのに。」「子供の頃から朝食を食べる習慣が無かった・・・考えてみると母が手抜きだっただけのような気がするが、すでに雲の上なので言ってもはじまらない。ただ、朝食をとらない私がこの2週間ほど・・・朝食にバナナを食べている。・・・・効果なし!!!」・・・こんな感じ。相変わらず時事ネタがフレッシュでいーですね。
・時事ネタ思い出した、もうひとつ。コールアンドレスポンスで「ハイホー!」と言っていたときに、将来この曲を有名スポーツ選手の引退のときに唄うのが夢で、そのときに皆、今夜これに参加したということを誇りに思うように、みたいなことを言っていた。この前日、某有名スポーツ選手が引退し、そのときに某有名歌手(柴草玲さんに超バッシングされている。)の歌が流されたことによるもの。
・今回からウッドベースが新しい人になった。私はその差がわかるほどこのバンドを聴きこんでないのでなんとも言えないが、唄う身としてはけっこう違うらしい。
・前回の高円寺のときは私はちょうど席の位置が悪くてぜんぜん見えなかった「バモス」の人を今日はじっくり見ることができた。なんていうか、ベアー系のかわいいおじ様。いつもエスニック柄のポシェットを肩にかけているそうな。それを高速のサービスエリアのトイレに忘れてきてしまったときの蒼白な顔を晃士さんにバラされていた。
・小さい頃から背が高かったので、組体操の人間ピラミッドではいつも土台。砂が膝に食い込んで痛いので地面にタオルを敷いておいたら、先生に「タオルを片付けなさい」と言われた。その意味が今もってわからない・・・というオチのないトーク
・恒例(?)晃士様のエロ妄想。きれいなお姉さんと栗拾いにいき、イガのトゲに触れてしまい「痛い!」というお姉さん、顔は笑っているけど眉間にしわがよる。その表情に欲情したい。また、ぶどう狩りに行き、たわわな房をお姉さんにそーっと取ってもらい、お姉さんが葡萄を食べるとき、皮を食べてしまうのか、それとも出すのか見たい。もし出すのなら、それを自分で食べたい。そのあといろは坂に行って、自分のあまりうまくない運転でお姉さんは気持ちが悪くなってしまう。それを介抱してあげるとき、私の身も心も高揚することだろう・・・・って「紅葉」とかけたシャレらしい。ダジャレで笑いを取るのは初めて聞いたのでびっくり。最近こういうのが楽しくて、ワンマンのときは唄も唄わずにえんえん続けてしまうそうだ。あんまり楽しくて、家でひとりのときもやっているとか。ま、何にしても、これぞ「エロ」。イメージの遊びの要素が多くて、ガツガツした感じが無いのがオトナですね。ちょっと変態ぽいけど。
・あと、「踊れ踊れ!」と煽っておきながら、「強制じゃありません。」って言うのはいいけど、それを4回も言われたらもう強制だよね(笑)
えーと、それから・・・
・今回もほぼ二時間唄いっ放しで声帯ヘタらず。最初から最後まで一貫したテンションの声で唄い続けられる。これは見事。トークのときにときどきやや枯れた声になることもあったが、唄うときはぜんぜん影響しない。この人のステージで毎回感心することだ。声帯の状態の把握が完璧!

・こんな風にMCのことばかり書いていると、肝心の曲の方はどうなんだ?といわれそうですが、そりゃ言わずもがなでしょ。特に私が好きなのは、タイトルがわからないんだけど、「ヘビ年の生まれさ」って歌詞が出てくる曲とアンコールの最後に歌った、これもタイトル不明なんだけど「あなたを失くしてから初めて化粧をした」という歌詞が出てくる曲。2曲とも何か失意の底から力強く立ち上がっていく感じがよいのです。それからこの日は、「求人広告とエスプレッソ」をギター2本で弾き語ったのが印象的だった。(原曲はピアノ。)あと、意外に盛り上がったロシア民謡調リズムの「恋の唄」。しかし思うに、流浪の朝謡の音を流浪の朝謡の音たらしめているのは、トランペットの存在が大きいように思える。これが無かったらまたちょっと、違った印象になるかも。