大銀座落語祭 春風亭栄助独演会

これも人から流れてきたチケットにて。
大銀座落語祭の中の企画の一環ではあるが、会場は銀座小劇場。地下にある小劇場で、すごーくアングラっぽい雰囲気。客層は演芸にしては割と若めだった気がする。20代後半から30代後半・・・40代そこそこくらいのお客さんが主体。
前座で出てきた人は実は前座さんではないらしい。なんでもこの会には前座は不要だろうということになったのだそうだ。
栄助さん、入門に関する話やアメリカ滞在時期の話などをマクラにしばらく喋って、一席目。「浮世床」だったかな?女の仕草を真似する男の仕草・・・という二重構造の演技があるのだが、気持ち悪くてよかった。あいかわらず着物を着ていても「南洋のおみやげ」みたいでおかしいなあ。日本人なのに着物が似合わないって何?あと、今回わりと後ろの方の席で見ていたんだけど、遠目で見ていると美川憲一に見える瞬間があるのよ!ほんとだって!
さて、一席終わって休憩後、ゲストの元気いいぞうさんの登場。いやー、ひどい!ひどすぎて笑える!あきれてモノが言えない。あいた口がふさがらない・・・。芸風は寒空はだかさんからオシャレさを抜いて、ものすっごくダメにしてギターを持たせた感じです。90年代のロフトプラス1にたむろっていた人々っぽいダメさです。印象的だったのは「規則正しい生活」という唄。「昼頃起きて、昼飯たべて、お昼寝。夕方起きて、夕飯食べて、おやすみなさい」を延々繰り返し、最後に「時間がたりないー。もっと時間がほしいー。」って、あなた・・・。他にもくだらない唄がいっぱいで、あきれ返って何もいう気がしなくなったけど、呆気にとられる快感を知った私でした。
栄助さん、二席目は「マザコン調べ」でした。これは二回目だったので私的にはインパクト薄めだったかな。

スペースが空いたのでなんか動画を貼ろう。ここ最近で私が一番あきれてモノが言えないと思った動画です。