ビデオジャーナル42

妹がCDショップに勤めていた頃は、サンプル盤というやつをときどき横流ししてもらったものだった。
彼女も心得たもので、だいたい私が気に入りそうなヤツを「変なのあったから。」といって頼みもしないものをセレクトして持ってきてくれたりするのだが、的を射ていることが多かった。きょうだいってやつはありがたいね(?)そんな中にセニョールココナッツもありました。
で、今日唐突に思い出して、当時聴いたセニョールココナッツの曲を何か聴きたくなり、Youtubeで「ツールドフランス」を発見。PVまで付いていて感激である。
セニョールココナッツは2000年前後かなあ、クラフトワークの曲をラテンアレンジでカバーしてちょっと名を馳せた。そのアレンジが半端ないのである。ラテンの肝を押さえまくり、なのに原型をとどめている。最初からこういう曲だっけ?と思わせる完成度なのだよね。
事前に元ネタを見ておいたほうが面白いと思うので、まずクラフトワークの「ツールドフランス」を貼ります。

セニョールココナッツの「ツールドフランス
一応、自転車乗ってるあたりがトリビュート心あり。曲、よくできてるよなあ。

なぜか全然関係ないけど、セニョールココナッツのPV見てたら思い出したプロペラヘッズの「Clush!」
なんかテイストというか肌触りというか、通ずるものがあるような。人の動きと音は微妙にシンクロしているようなしていないような、敢えて音にぴったりあわせないハズシ感がカッコイイ。

ところでセニョールココナッツってドイツ人なんだよね、たしか。
なにがセニョールだ???