ビデオジャーナル29

音楽ファンとお笑いファンの間には、深くて暗い河がある・・・よーな気がする。
私はわりとクロスオーバーなのでそこら辺を行ったりきたりしているが、お笑い好きの人って意外と音楽興味ないのね?って思うこともある。
だって・・・伊藤多賀之クンの知名度が低すぎる!
ブリトラ時代の曲はけっこう有線でも流れてたし(私とブリトラの出会いも有線だった。)、下に紹介する「コンビニ」だってCMソングに使われたことあるのに、耳にしたことないですかぁ?一回聴いたらぜったい忘れないはずだっ。

えー、だいぶ先の話ですが、11月に私の最近イチオシの山田晃士と伊藤クンが共演するライブがあるので、予習とパヴリシティをかねて、ブリトラ特集をお送りします。そこのあなた、予習するように。

まず私が初めて聴いたのがこの曲「青のり」。しばらく頭に残って、気になって仕方なかったですね。
けっこうえげつない歌詞なので歌う人によっては聞くに堪えない歌になりそうなもんだが、伊藤クンの声だとなんか爽やかに聴けてしまうのよね。
しかしこのビデオ、直球すぎてひねりがないなぁー。

次に「コンビニ」。確かローソンかどっかのCMソングにも使われたはず。「たまごください」の掛け合いにシビレる。

最後は「石焼イモ」。
これは曲だけ聴けばまともな曲。男の子と女の子が恋愛して結婚して子どもが生まれて倦怠期になるまでを、石焼イモ売りの声をモチーフして唄った佳作である。沈黙したときに遠くから聞こえた音って不思議と覚えていて、そのときのシーンを印象的にしているもの。同じ売り声なのにそのときの二人の関係性によって切なくなったり気まずくなったりする様を、うまくとらえている、と思う。このビデオでは男同士の話になっているようですが・・・・曲が良いだけに、この悪ふざけはちょっと蛇足な気がする。これはほんとは映像抜きで味わってもらいたい。

さて、どんな感じかなんとなくわかってくれたかな?
(ギター弾いている方が伊藤クンですよ、念のため。)