ビデオジャーナル11

ぜんぜん深い意味はないんだけど、なんかふと思い出したので・・・。

「いい男」「いい女」とはまた違った部分で「モテ」というものに興味がある。
モテは世につれ、世はモテにつれ。
必ずしも「いい男」「いい女」がモテるわけではなく、往々にして時代にうまくのっかった人がモテなのである。
近年はテレビなどを見る限り、「アニメキャラみたいな毛束感のある髪型のホストっぽい男」が「モテ」の主流になっているように見えるけど、実際はどーなの?
しかし奢れるモテは久しからず。時代は過ぎ去ってゆくもので、うっかりしてるとあっといまに「非モテ」に転落するから油断ならない。いわゆる「イタイ」感じになりさがる。
だいたい全盛期からどのくらいたつと「イタイ」感じになるんだろーか?と考えるに、流行から10年前後たつとかなりの勢いでそーなる、という気がする。今年でいえば、1996年から1998年あたりの「モテ」がヤバイだろう。大人になると10年前くらい「最近じゃん。」という感覚になり、この辺の流行はまだ今日まで地続きな感じがしちゃうからあぶないのだな。
今は「80'sスタイル」ということでファッション誌で一ジャンルを築いている80年代も、ちょっと前まではかなりイタかったので、もーちょっと過ぎるといい感じに発酵して、また復活するのかもしれない。


んで、「ハマ男」「ボビ男」なんて言葉があって、「モテ」の一角を担っていたのが1990年から91年ごろ。そろそろ発酵どきがきそうなものだが・・・。
「U can't touch This」は1990年。流行ったよなあー。
もうこの当時の記憶をなかったことにしたい男性も多いのではないか。


で、あまり知られていないことだが、実は「U can't touch This」はカバーバージョンなのである。King of Funkのキャッチコピーを持つ男、Rick Jamesの「SuperFreak」が元である。これが1981年。
以下がそのPVだが、ここではもう絵に描いたような「モテ」状態が展開されている。男の人が「いやあ、昨夜はモテちゃってさー。」っていうのはこーゆう感じだろう。いわゆる「ウハウハ」な状態。ある意味他愛無い。
女は物をもらったり、奢ってもらったり、どこかに連れて行ってもらったりしないと「モテた」とは認識しないのでねぇ。
http://video.google.com/videoplay?docid=-7249204808158712568

あ、この曲のことを書いていて思い出した。「モテ」の話とはぜんぜん離れるのだが、
昨年発表された「U can't touch This」のカバーバージョン。クレイジーフロッグというCGキャラによるアニメPV。この悪どい顔が私はわりと好きだったのだが、日本ではあんまり注目されなかった・・・。

ちなみにこの他に「伝説のチャンピオン」「ラストクリスマス」「Axcel F」(ビバリーヒルズコップのテーマ)などもカバーしている。中でもシンセサイザー音楽黎明期の名曲「Popcorn」を選曲しているあたりが、泣かせるんだな>私を、ね。

こんなもんが好きな私は永遠に「非モテ」?

クレイジー・ヒッツ!

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