90’sコミックソングクロニクル番外編

日曜日朝起きたら、なぜかアタマの中を「ヨーデル食べ放題」がぐるぐるとめぐっていた。
なつかしい。誰が歌っていたのか知りたくて、思わず検索。なんと上方の落語家さんだったのね。発売は96年ってことで、まあ90'sコミックソングといえる。

ヨーデル食べ放題

ヨーデル食べ放題

で、これを検索している中で意外や意外、このところコミックソングのコンピレーションアルバムが次々に発売されていることを知る。嬉しいので記録かたがたここに書いちゃいます。

↓これはわりとオーソドックスっていうか、選曲が昭和寄り。あと、評価が確立した芸人さんの歌がほとんどなので、手堅すぎて私にはチョット・・・。もーちょっと冒険してほしい。とはいえ、「ヨーデル食べ放題」も収録されております。

お笑いソングブック~ナンセンス歌謡の日々~

お笑いソングブック~ナンセンス歌謡の日々~


↓私はコレの選曲の方が好みでした。何せわりと最近のものまで入っているのと、芸人モノとともに企画モノもちらほらありるのもポイント高し。いとうせいこう作詞だった「夜霧のハウスマヌカン」、細野晴臣忌野清志郎坂本冬美のユニットHISの「パープルヘイズ音頭」、われらがブリトラの「さなだ虫」など、扱う年代の幅が広くて、昔を振り返り過ぎない。ある意味老いも若きも「勉強になる」一枚。

笑タイム

笑タイム

↓日本でコミックソングというと「音頭」である。昔は夏になれば、一曲や二曲は「音頭」のヒット曲があったものだ。そんな音頭モノばかりを集めた一枚。「アラレちゃん音頭」が無いのが残念。

日本の夏

日本の夏


↓音頭といえば、私は大瀧詠一のこのアルバムを思い出す。何度聴いただろう。擦り切れるほど聴いている。
かの国民的ヒットアルバム「ロング・バケイション」の直前に出された驚異のコミックアルバム。「音頭」Meets「スパイクジョーンズ」または「ジョー・ミーク」あるいは「フィル・スペクター」な世界。マニアックかと思いきや、そんな音楽的こだわりを知らなくても笑ってさらっと聴ける楽しい一枚。メジャーデビュー前のシャネルズ(後のラッツ&スター)が随所に登場しているのもマニアの間では有名な話。高度な音楽的なシャレと売れなくてもいいや!っていうヤケッパチな感じの脱力感が味わい深い。

LET’S ONDO AGAIN

LET’S ONDO AGAIN


↓これとあわせて聴くと、「えっ?同じ人なの???」って思うでしょう。大瀧詠一、職人だねえー。

A LONG VACATION

A LONG VACATION