三鷹 de きいたか

この会に行くのもたぶん4回目。
たいてい友達と連れ立って行っていたのであるが、誘っていた友達宅で急におめでた。
もう一人アテにしていた友達からは、同じ日に開催されるイベントの誘いがきてしまい、彼女も空いていないのだということを知る。
うーん、どうしようー???
キャンセルしようかなーという考えが頭をよぎったりしつつ、一人で行くことに決定。
それでも着物は着たりして(一応、着るところからイベントなんで。)、歩幅がいつもの半分になることを忘れており、会場に着いたのはけっこうぎりぎりの時間になってしまった。
かなりのどが渇いていたんだけど、いつも会場で飲み物出るからいいやーと思っていたらなんと、今回から無くなったのね・・・・ショック。
会場に入ってすぐに、子供のお客さんが目に入った。
客層が、以前にもましてとても把握しにくいものになっているような。
老若男女、新旧ファン混在。
寄席を見てきた人、ラジオを聞いてきた人、テレビを見てきた人、どこかの落語会を見てきた人、その他諸々の配分が不明、という感じ。
当然、全員が同じもので楽しめるわけではない。


うーむ、なんか過渡期かも、と思う。
もともとファンだけの会みたいな側面が強かった(のではないか)と思うんで、そっちへ戻っていくのか、もっと誰が来ても楽しめる会にしていくのか。
私なんかはこの文鳥舎でのライブは例えば「二時間ずっと喋ってて1曲しかやらなかった」とか「三味線じゃなくてギターでやった」とか「ぜんぜん畑違いのゲストを呼んだ」とか「一言もしゃべらずに古典をやった」とか、そういう極端なことになってもいいんじゃないかなーと思っているんだけど、そんなキワモノを期待してる人は私以外にいないか・・・。
(そんな意味でも太田スセリさんとの対バンは期待しているのです。)


それはともかく、この日の問題は打ち上げのことだったんでした。
会が終わって一回外へ出て一人になった途端に心細く、しばらく文鳥舎の上の日用品屋さんで棚とか座布団とか見つつ「帰っちゃおうかな」と煩悶していた。
会場でのワタクシの様子からしたら信じられないと思われるでしょうが、あれですよ。
一人でプロムに向かうアメリカの高校生みたいな気分。
そんなわけだったので、ドアをあけてすぐに紫文さんに声をかけていただいたときには、すごく救われた。
お気遣いいただきありがとうございました。
その後はなかば開き直りで近くの人に闇雲に話し掛けているうちにけっこう打ち解けてきて、結果的には楽しく過ごせてしまった。
案ずるよりもナントカである。いや、私がずうずうしいだけ。
打ち解けすぎて最後の頃は太田スセリさんの「わたしのイロハ」の中のフレーズ「歯には衣着せとけ〜♪」が頭の中をめぐっていたような。
失礼があった(かもしれない)皆様、ごめんなさい。


あ、そうそう。
この日の前座は小寿々さんだったが、とてもカッコよかった。
板についてる感じがしたし、やっぱりキレイです。
高座を降りたときのギャップにまた参ってしまいました。
おもしろい・・・。